著者:横田慎太郎
出版社:幻冬舎
あらすじ
高校時代からプロ入りを経て脳腫瘍の発覚と闘病、引退試合で見せた最後のプレーまでの半生を綴った自伝。
本作は、元阪神タイガースの横田慎太郎の半生を綴った自伝です。
横田は、高校時代から俊足強打の外野手として活躍し、2015年に阪神に入団しました。しかし、2017年に原因不明の頭痛が続いたため精密検査を受けたところ、脳腫瘍と診断されます。
18時間に及ぶ大手術を終えた横田を待っていたのは、目が見えない状態からの過酷な闘病生活でした。辛い治療に耐える横田を、母・まなみは病室に寝泊まりしながら看病し、励まし続けました。
何度も絶望しそうになる横田を支え続けたのは家族の存在、そして横田の元に届く数多くのファンレターがありました。
突然襲われた病魔と闘い、不屈の精神で一軍復帰を目指し続けた横田。彼の野球人生最後の試合は、1096日ぶりの公式戦、その8回二死2塁の場面、万感の思いを胸に全速力でセンターの守備位置へとつく横田。その直後、横田本人でさえ予想することのできなかった“奇跡”が起きる。
おすすめポイント
- 横田慎太郎の半生をリアルに描いた感動の物語
- 病気と闘うアスリートの姿に勇気を与えてくれる
- 家族やファンの存在の大切さを教えてくれる
総合評価
星5つ
感動と勇気をもらえる、おすすめの1冊です。
感想
以下に、本作の具体的な感想をいくつか述べます。
横田慎太郎の半生がリアルに描かれている
本作は、横田慎太郎の半生を、本人の視点からリアルに描いています。
病気の告知を受けたときのショック、治療の苦しさ、復帰を目指す決意、そして引退試合での“奇跡”まで、横田の胸の内が丁寧に描かれています。
読者は、横田の半生をまるで横田本人になったかのように体験することができます。
病気と闘うアスリートの姿に勇気を与えてくれる
本作は、病気と闘うアスリートの姿に勇気を与えてくれる作品です。
横田は、病気によって視力を失いながらも、不屈の精神で復帰を目指しました。
その姿は、病気や困難に立ち向かうすべての人に勇気を与えてくれるでしょう。
家族やファンの存在の大切さを教えてくれる
本作は、家族やファンの存在の大切さを教えてくれる作品です。
横田は、病気と闘う中で、家族やファンの温かい支えに支えられてきました。
家族やファンの存在がいなければ、横田はここまでの人生を歩むことはできませんでした。
本作を読むことで、家族やファンの存在の大切さを改めて実感することができるでしょう。